におい取り - クリーニングの修復技術|着物クリーニングの吉本

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におい取り

長い間タンスの中に着物をしまっておくと、タンスの匂いが付くことがあります。陰干しする事で気にならなくなる場合もありますが、全体洗いをすることで、ほとんどの場合すっきりと匂いは取れます。

しかし3年以上もタンスを開けたことがないような場合はカビが生えている可能性もあります。文庫の茶色い斑点や、着物に白い斑点が出ていたらカビと思って間違いありません。カビは進行すると色が抜けたり、茶色いしみが一面にでて、ひどい場合には、染め替えをしないと直らない場合があります。それと共に気になるのがカビの匂いです。

匂いが取れないと思っていたらカビが原因だったということはよくあります。
白大島などは一見カビが生えていても見えにくいのですが、匂いを嗅ぐと解ります。
乾燥しているときはそれほど気にならないのですが、蒸気アイロンを当てるときつく臭う場合もあります。着物を着用し、体温で帯下などが暖められるとこれと同じ条件になり、その時に初めて気が付いて匂い取りのご依頼で持ち込まれることがあります。
軽いものでしたらオゾン脱臭でほとんど解らなくなります。オゾン脱臭はオゾンの分子がニオイの原因分子と結合する事により酸化分解されるもので残留物の残らない安全な消臭方法です。

それでも残る、染み付いてしまった匂いは、着物を解いて洗い張りをする事で完全に取れるのですが、お仕立てが必要になり、直し代金が高額になります。
できれば、こまめに虫干しをするか、着用して空気にあてカビの発生を防ぎましょう。
カビと共に多い匂い取りのご依頼に汗があります。汗は水洗いでないと落ちませんが、丸洗いや通常のクリーニングで落ちると思われている方も多いので、汗落としをせずに丸洗いのみを繰り返していると、汗の匂いがしみついてしまいます。これも軽いものでしたら汗をかいた部分を水洗いする事で気にならない程度になりますが、重症の場合は仕立てを解いて洗い張りをする必要があります。

カビも汗も事前のお手入れで予防できる匂いなので、汗をかいたら汗落としをして、保管される場合はタンスの中に湿気がこもらないよう除湿シートをしいたり、除湿機をかけたりするなどして虫干しの際にチェックされるのが一番です。この場合防虫剤や匂い袋を入れることで成分が化学反応を起こし、かえってシミを作ってしまうことがあるのでご注意下さい。

その他の匂い取りのご相談では、タバコ、香水、ペットの尿、まれにですが火事による匂いなどがあります。それぞれニオイの原因物質が違いますので原因に応じた薬品や対処方法で作業いたします。

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