しみ抜き
被布、小衿シミ落とし
三歳の七五三でご使用する被布にシミが付いていました。幸い早めにご相談頂けましたので、変色はしておらず綺麗に直す事が出来ました。お子様のお着物はお衿周りやお袖に食べ物のシミが付いていることが多いです。次のご着用まで期間が空くお子様のお着物、仕舞う前に是非点検を。
経年によるシミ
白いズボンをクローゼットに収納していたらシミが出ていたとのこと。拝見したらオレンジのシミや茶色いシミが数カ所ありました。シミの場所を漂白した後、全体洗いをして仕上げました。
バッグからの色移り落とし
摩擦でバッグから色が移っていました。写真の様な冬のコートは厚地ですので色が奥まで入り込んでいると落ちにくくなりますので、さわらずご相談頂けると綺麗に落ちることが殆どです。メイクを落とすように生地から色を離す感じで作業します。
スプレーによるシミのシミ落とし
“服についた油ジミにスプレーを吹き、乾いて粉状になった粉を払い落とせば油ジミが取れる”という類いの商品があるのですが、上手く使用しないと逆にシミを作ってしまいます。お預りしたパンツは、最初は脱色しているのかと思いましたが、このスプレーによって生地に白い粉が入り込み、固着している状態でした。丁寧に洗い落とすことでキレイにお直しできました。
人間国宝作のカビ変色直し
当社は、他社では敬遠される人間国宝作の着物のお直しもご依頼いただけます。身に纏う為と云うよりも作品としての意味合いが強く、色や金彩が落ちないよう制作工程上の洗いがほとんど行われていない品物です。シミ抜きで使う水も最小限に留めなければならず、美術品の修繕と言っても過言では有りません。
ロロピアーナジャケットの染み抜き
胸元や衿先にシミがついています。今回は古いシミもありましたが、ご自分では触らず付いたままの状態でした。ですので、かなり落としやすく、綺麗になりました。作業の難易度も低く、ご費用も控えめに抑える事ができました。何も触らず早めにご依頼いただく事は非常にメリットがありますのでおすすめです。
ネクタイのシミ落とし
ご近所に住む、若い男性のお客様が持ち込まれました。入社のお祝いにお父様がプレゼントしてくれた大切なネクタイだそうです。豪快なシミと色ヤケがありましたが、キレイにお直しできました。とっても喜んで頂き、こちらも嬉しかったです。どんなものでも諦めずに是非一度当店にお持ち込みください。
新品のタキシードにできたシミ
テーラーさんからのご相談。仕立て上がったばかりの新品のタキシードについたシミのご相談です。仕立ての工程を想像し、シミの原因に的を絞って作業することで生地へのダメージを最小限に留めました。
CHANELバッグの汚れ落とし
汚れと、縁まわりは経年劣化で接着剤がしみ出していたものを出来るだけ除去いたしました。少々残ってはいるものの、もう一度ご使用頂ける仕上がりとなりました。
COACHバッグの内袋汚れ落とし
コーチバッグの内袋の汚れ落としのご依頼です。購入してからお手入れはされていないとのの事で、バッグの口を開いた端の部分に黒ずみがありました。汚れを落とし、元のお色に近づくことができました。お客様にも大変喜んでいただけました。
GUCCIスエードバッグの汚れ落とし
かなり汚れを吸い込んだバッグです。地色が薄い為、黒ずみ汚れがかなり目立ちます。スエード素材は革素材の中でも特に汚れを吸い込みやすく、落としにくい事が特徴です。当社では汚れをゴシゴシと擦り落とすのではなく、汚れを溶かして吸い取りますので、革にダメージを与えにくい方法で作業をしています。
吐瀉物のシミ落とし
上前衽全体にかけての吐瀉物のシミです。シミは酷いですが、今回は範囲が限定されていたので部分的に仕立てを解いてのシミ落とし作業で対応出来ました。状態に応じて最適な直し方法をご提案させて頂きます。
リザードバッグに付いたオイルのシミ
エキゾチックレザーは革本来のムラ感を消さない為、表面のコーティング膜がほとんどありません。汚れ防止の為、撥水加工はされていますが油分は防御しにくいので、少し付いたオイルも革の内部まで浸透する事が良くあります。革自体も鞣しの段階で油分を含んでいますので、オイルジミを全部落とすと元々のオイルも落とす事になり革が傷みます。革が傷まない程度にシミ抜きをしますのでシミの跡は少し残る事が多いですが、かなり目立たなくできます。
ワインのシミ落とし
シャツ全体にかかってしまったワインのシミ。洗い+漂白の作業で落とすことができます。お品によっては、漂白の作業で色が抜けてしまうことがありますが、天然繊維でしたら色かけで戻す事が可能です(色によっては難しい事もあります)。クリーニング店で断られたお品も綺麗に出来る事が多いので、是非一度ご相談下さい。
バッグからの色移り落とし
バッグから衣服に色が移ってしまった場合、ほとんどが綺麗に落とすことが出来ます。あわてて水であらってしまうと繊維の奥まで入り込み、作業してもうっすら残る場合がありますので、さわらずそのままの状態でご相談下さい。
トレーナーの変色直し
お子様が大切に着ているトレーナーのシミ抜きを依頼されました。食べこぼしのシミですが、聞けばチョコレートがたくさん付いてしまい洗濯しても落ちなかったそうです。キャラクター周りのシミと他に目立つシミのお直しをおこないました。綺麗に仕上り、お客様にもよろこんでいただけました。
スエードのペンジミ落とし
シューズのスエード部分をボールペンで汚してしまい、ご自分で落とそうとして輪ジミにしてしまったケースです。ペン汚れは溶剤で比較的簡単に落ちますが、スエードは溶剤により内部に含まれる油分や染料が溶け出るのでかなり風合いが変わります。ペン汚れを落とした後、落ちてしまった油分と染料を補給して元に戻します。スエードは染料を掛けて同じ風合いに仕上げる事がかなり難しいので、他店ではなかなかできない作業です。
袋帯の折れ山汚れ
袋帯を締めた後に出来る筋は、汚れだけでなく糸が傷んで折れグセが付き、筋状に見える生地難です。生地難は汚れではない為、いくら洗っても消えません。元の状態に近づけられるかは職人の腕にかかっていると言っても過言ではありません。
ナイロンバッグの汚れ落とし
このブランドのこの色はもう店になくて、綺麗にして再度使いたいと言うお客さまから水色ナイロン地バッグ洗いの注文をいただきました。全体に黄色い変色の様な汚れが付いていました。取っ手は革でできてるので、手作業で洗います。内側に付いていたペンインクのにじみのシミは、ナイロン地のため漂白が出来ませんが、黄色いシミは綺麗に落とせたので、お客様に喜んでいただけました。
スカートのシミ落とし
薄い生地やデリケート素材の場合は、使用できる薬品が限られます。なるべく生地に負担のかからない方法で様子を見ながら作業致します。諦めずに是非一度ご相談下さい。
男児のお祝い着のシミ
男児のお祝い着の胸に付いた、よだれシミのお直しです。小さいお子さまのお着物ですので、よだれや食べこぼしなどのシミ、汚れが付きやすいとは思いますが、着用後のお手入れできれいにすることができました。
一つ身の襦袢のシミ落とし
一つ身の襦袢の胸の裏地のシミ落としです。全体的にとてもキレイな状態でしたのですが、三ヶ所ほど同じようなシミがありました。比較的新しいシミでしたので簡単に落とすことができました。着用機会の少ないお着物は着用後にお手入れをして、保管されることをおすすめ致します。
上前衽にあったシミ
上前衽に付いたシミ落としのご依頼です。箪笥にしまっていた小紋を広げたら、オレンジ色に変色したシミに気付がつかれたそうです。よくよく見ますと全身にうっすらと黄色い変色もありましたが、花柄に混ざってよく見なければ気になりません。そこで今回は特に目立つオレンジ変色だけの作業を承りました。オレンジ色の変色部を漂白後、地直ししました。花柄小紋にまざり目立つ事なく、とても綺麗に仕上がりました。
江戸小紋のシミ
小さな点で柄を表している江戸小紋は漂白出来ない物もありシミ落としに注意を払わなければいけないお着物です。今回は漂白で黄色の地色に変化が見られなかった為、綺麗にお直しすることができました。漂白が可能かお預かりしてテストをし、お見積もり致します。
後染め(製品染色)ニットの色剥がれ直し
後染め(製品染色)ニットはこなれたムラ感が特徴ですが、縫製後に染めていますので、糸の芯まで染料が浸透していない事があります。表面にしか色が付いていませんので、シミを落とそうとして少し擦ると色剥げを起こします。そのような色剥がれも表面にのみ色を掛けて元に戻す事が可能です。
袖の袂に残った輪ゴムの溶解
袖の袂に輪ゴムを入れたまま箪笥に仕舞い、ゴムが溶けて生地に浸透・硬化してしまったシミです。生地によっては直らない可能性もありますので着用後には袂の確認が必須です。
被布の前身頃全面にあったシミ
前身に付いたシミに気付かずに、そのまま箪笥にしまっていたらシミが付いていた被布です。お祖母様が孫の為にと娘様が使用された被布をお持込みされました。年月とともに濃いシミも浮き上がっています。今回は特に目立つ前身だけの作業を承りました。前身を漂白後、地直ししました。飾り紐も新しくしたので、とても綺麗に仕上がりました。
ワンピースにかかった飲み物のシミ
前身全体にかかった飲み物は水洗いだけではもう落ちず、見事にシミ付いてしまっています。プリント柄はシミ抜き剤に反応して、柄から色がにじみ出て2次被害になる可能性もあるので、目立たない所で慎重にテストをした後、作業に掛かりました。鮮やかな柄色が蘇りました。
ムートンコートのペン汚れ落とし
ムートンコートのスエード部分にボールペンの汚れが付着しており、スエードは自然に微撥水しますが、撥水を破って浸透してしまった汚れは落ちにくいのが特徴です。ペン汚れも徐々に浸透していきますので早めの処理をする事で、綺麗にできる可能性が高まります。金額も比較的安く済むことが多いので、着ないからとクローゼットに入れたままにしておかず、早めにご依頼して頂く事をお勧めします。
衿の汚れ落とし
衿についたファンデーションや皮脂などの汚れ落としです。吉本での洗いでは衿、袖口は必ず丁寧に手作業で洗います。着用後、すぐのお手入れでしたので、変色もなく汚れ落としのみできれいになりました。
白い訪問着に付いた口紅落とし
「白い訪問着に口紅をつけてしまった」という着物。裾に赤い紅がたっぷり付いてましたがそのままの状態で当社に持ち込んでくださったので、石油系溶剤でシミが落ちて色が薄くなり、地色になじむ色で色かけを行うと綺麗な元の白色に戻りました。お化粧が着物に付くのはよくある事です。ご自身でシミをこすり落とさず、汚れたままで当社までお持ちください。
刺繍の変色直し
着物をリメイクした素敵なワンピースなのですが、せっかくの刺繍柄に変色ジミが…。
通常の変色ジミには漂白剤を使って作業するのですが、生地の黒色と刺繍周りの金加工等が漂白剤に反応してトラブルを起こす可能性があるので、今回は顔料を上から塗って変色ジミを隠しました。顔料なのでどうしても少しの硬さは出てしまうのですが、なるべく薄塗りにして違和感が出ないように仕上げました。
コートの汚れ落とし
車の乗り降りやエスカレーター、自転車の車輪に挟まったとき、真っ黒に汚れてしまうことがありますが、油分があるので水洗いでは落ちません。さわらずご相談頂いた方が落ちやすく綺麗に仕上がります。
男性用シャツの汚れ
毎日着るシャツの汚れ。男性の汚れは油分を多く含んでいる為、ご家庭の洗濯では中々汚れが落ちません。当店ではご家庭で中々落とせない洋服の汚れ落としも対応しております。気になる品物がございましたらお気軽にご相談下さい。
振袖の袂の汚れ
振袖を着た後のお手入れで必ずチェックしなければならない場所で袖底部分があります。椅子に座るとき、袖が床に垂れ下がって汚れてしまうことが多い為です。八掛の裾が汚れることは知っている方も多いかと思いますが、振袖の場合はそれが広範囲に及ぶことがあるので脱いだ直後にご自宅で確認することをお勧めいたします。
麻のジャケットのシミ落とし
水に濡れた状態でしばらく置いていたジャケットの色のにじみ出しのシミです。このタイプのシミは放置せず、作業にかかれるのが早ければ早いほど落ちが良く、仕上がりも綺麗です。
着物に付いた食べ物のシミ
お食事の時のシミはついた直後は落しやすいですが、そのまま置いておくと変色になり生地へのダメージも大きいです。見つけたら早めにご相談下さい。
マフラーの汚れ落とし
どこでつけてしまったのか?クリーム色のマフラーに広範囲で黒々とした汚れがついております。でも大丈夫です。丁寧に汚れを落としていき、生地を傷めることなくキレイなクリーム色が蘇りました。季節の変わり目、押し入れにしまわれる前の衣服のお手入れも当店をぜひご利用ください。
着物の泥はね落とし
雨の日に歩くと泥をはね上げてしまい、後身頃の裾からお尻のあたりや袖底付近に付いてしまう事が多いシミです。アスファルトの上でも排ガスの塵で黒いシミが付きます。古い泥はねですと沈着し残ってしまう事もありますので、見つけた際は早めのシミ落としをオススメします。
スエードブーツの接着剤落とし
新品のスエードブーツですが、製作時の接着剤がシミになっていました。革は一度針を通すと穴が残ってしまうので仮縫いができない素材です。しかし、パーツを仮止めしないとミシンで縫う事ができませんので仮止めに接着剤を使うことが多いのです。その為、接着剤のシミが付いているケースは結構ありますが、当初は透明なので目立ちにくく、経年変化で黄色く変色してくると目立ってくるので使っている最中に何かついたのではないかと思われることも多いです。接着剤は革に浸透していなければ落としやすい状態の物も多いのでお気軽に御相談下さい。
スエードに付いた色移り直し
インナーに着用していたインディゴ染めの色移り直しです。摩擦で中に入り込むと落ちにくくなりますが、表面にのっている状態の場合はかなり綺麗に仕上げることができます。
スーツケースのヘアオイル落とし
スーツケースの内側にこぼしてしまったヘアオイルの汚れ落としをいたしました。内側のファスナーがついている面に汚れが付いたのが幸いでした。ファスナーを開けて板とタオルを差し込み、石油系溶剤とお水を使ってきれいにいたしました。一見無理かと思われるお品物でも、当店にお持ちくだされば良いご提案ができるかもしれません。直したいお品物があればぜひ一度ご来店ください。
何が付いたか分からないシミ
知らない間に付いていたそうで口紅かもしれないとお持込み頂きましたが、水溶性のシミでおそらく食べ物のシミでした。何かわからないシミも適切に処置しますので安心してお持ち込み下さい。
ムートンバッグの汚れ落とし
表面全体の排ガスなどによる黒ずみも当店では綺麗に落とすことが出来ます。お水などでこすってしまうと中に汚れが入り込み落ちにくくなりますので、さわらず当店へご相談下さい。
着物からの色移り
汗は通常弱酸性のものですが、大量にかかれるとアルカリ性に変化し、染料を溶かすことに繋がり色移りの原因になります。夏物は特に汗によるトラブルが多くなります。
襦袢に付いた塗料のシミ
強力な塗料のシミは成分によって落し方が異なります。様々な方法を試し一番シミが落ちる方法でご提案致します。お客様ご自身で作業されますと塗料が解け繊維の奥に入り込み落ちにくくなることがありますので、そのままお持込ください。
フェンディのバッグのシミ落とし
バッグの持ち手近くについてしまったシミですが、シルク素材でしたので漂白と色かけでお直しいたしました。シルク素材はキズになりやすいので触らず早めにお持ち頂ければ、仕上がりも綺麗です。
濃い地色の袖口変色直し
濃い地の着物は汗やシミの成分で脱色を起こします。まずシミの成分を洗い落とし、染料を調合して部分的に着色して直します。
ペンキの付着落とし
ペンキは通常のクリーニングでは落とす事が難しくきつめの溶剤で落とします。シミの具合によっては色かけが必要になることもあります。また繊維の奥まで入り込んでしまうと落ちにくくなる可能性が高いので、もしシミや汚れを付けたら触らずそのままお持ちください。
帯揚げに付いた藍の色移り
藍染や泥大島の着物は着用時の摩擦で帯や襦袢、小物に色が移る事があります。
今回の例では写真では写らない位にうっすら青味が残ってはいますが、ほぼ分からない位に落とす事ができました。
シミが付いた時の対応
うっかりつけてしまう食べこぼしのシミ、擦ったり叩いたりしないで出来るだけそのままの状態ですぐにお持ちこみください。
原因がはっきりしていて時間が経っていないシミはほとんどのものは綺麗に落とせます。
ワインのシミ抜き
肩から背中一面に、赤ワインがかかった為持ち込まれました。お酒のシミは糖分を多く含んでおり、変色の原因になります。そのため小さなお酒のシミでも早目に当店へ持ち込み下さい。また解かずに作業出来る事も有りますのでご相談ください。
食べこぼしのシミ
飲食物を食べこぼした場合は何もせずそのままの状態で当店にお持ち込みください。焦ってシミを擦ってしまうと、生地が傷み綺麗にお直しをすることができなくなります。職人が見て判断し、最適な方法でシミ抜きをいたします。
衿に付着した
ファンデーションの汚れ落とし
ファンデーションの汚れ落とし
着用後ほぼ必ずついてしまうシミは、衿のファンデーションのシミです。放置しておくと黄変色の原因になります。ファンデーションのシミは油性のシミですので、ベンジンで洗って落とします。このシミはお客様ご自身でも落とせるものなので、当店で行うシミ抜き講習会にてお直し方法を伝授いたします。
革のシミ落とし
革製品に付いた水のシミが取れなくなったことはありませんか。当社では革製品に付着したシミや汚れも手作業で丁寧に落とすことができます。お手入れなどもお気軽にご相談ください。
水性のシミ落とし
お酒や水などがかかってしまい大きなシミになったことはありませんか。シミになるだけでなく大量に液体がかかると生地が縮んでしまいます。その場合はシミを落とした後、生地の状態を見ながら蒸気をかけ、優しく手作業で伸ばして縮みを修正いたします。
鳥の糞のシミ落とし
鳥の糞や、飼っている猫や犬の嘔吐物、尿など、動物からついたシミには特殊な成分が含まれている場合があります。お着物の生地を弱らせたり、変色させたりと思わぬ被害をもたらしかねません。ご自身では無理に触らず、できるだけ早く当店へお持ちください。シミの成分を十分に洗い落とし、変色した部分に色をかけることできれいにします。
タンパク質のシミ落とし
イクラや卵、肉汁、血液などのシミをおとすにはタンパク質を除去する作業が必要です。薬品を用いて少しずつタンパク質を分解した上で、変色している場合は漂白と色かけを行います。シミの性質がわかっていればスムーズに薬品を選び作業を進めることができるので、生地に負担をかけずよりきれいな仕上がりになります。何のシミがついたのかわかっている場合はお伝えください。
血液のシミ落とし
写真は指先を怪我していることに気付かず帯を締めたため、あちこちに血液が付着したケースです。血液のシミは古くなると落ちにくくなるので、早めにご依頼ください。
コーヒーやお茶、
お酒のシミ落とし
お酒のシミ落とし
ジャケットにかかったコーヒーのシミ落としをいたしました。コーヒー、抹茶、ワインのシミはもちろん、お酒など透明で一見わからないものも経年変化で変色しますのでシミ落としが必要です。他店で直らなかった、断られたシミ落としも当社へご相談下さい。
抹茶のシミ落とし
シミを落とすにはベンジンをはじめとする石油系溶剤、もしくは水を使います。
洗うだけできれいに落ちれば一番良いですが、黄変ジミになっていた、生地に染まって完全に定着していることが多いです。そのときはシミの成分にあった薬品を選び、熱を加えたりしながら慎重に漂白していきます。
洗うだけできれいに落ちれば一番良いですが、黄変ジミになっていた、生地に染まって完全に定着していることが多いです。そのときはシミの成分にあった薬品を選び、熱を加えたりしながら慎重に漂白していきます。
少し時間の経った
血液のシミ落とし
血液のシミ落とし
血液のシミはお持ち込みいただくのが早ければ早いほど落ちやすいシミです。付着してすぐなら水で洗うだけで落とすこともできます。しかし付着してしばらくすると血の中のタンパク質が硬くなってしまい落としにくくなります。硬くなった場合はタンパク質を分解した後にシミ落とし、漂白作業を行います。血液のシミはなるべく早くお持ち込みください。
