知識と技術を高め、固定観念を捨ててお直しに取り組む。
吉本 京都店 店長からのご挨拶

きものトータルクリニック吉本 京都店 店長
西野 博幸 Nishino Hiroyuki
日本各地に着物の産地は有りますが、メーカーさんや問屋さんが京都に有るという事で自然に各地の着物が集まってきます。同じ絹織物とはいえ数えきれない程の種類が存在する上に特性も様々で、その特性に合わせた高度な直しの技術を要求されてきました。
常に同じ色、同じ織り方の品物を作業するわけではないので、その都度色を調合して色掛けを行い、薬品を変えてシミを抜いていく事になります。しかも扱う品物は高級品。間違いは許されないプレッシャーの中直しをしていくわけです。自ずと技術は進化していきました。
その後お客様の着用した着物のお手入れを頼まれるようになり始め、新しい商品の直しから古く酸化した変色ジミを直していく技術を求められるようになりました。
お客様からお預かりしたお品物にはたくさんの思い出やお金では換算できない価値がつまっています。成人式の時に作ってもらった振袖、結婚するときに持たせてもらった留袖や訪問着など。作業的に難しいだけでなくそれらを取り扱うのは新品の商品を作業するより更に緊張します。着用していた状況、付着しているシミの成分まで考慮し、適切な順序で作業に当たらないと落せるシミも落ちなくなってしまう可能性もあるので、じっくりと品物と向き合っていかなければならず、知識と技術の両方が必要になるわけです。
伝統技術の継承と自由な発想
本物の職人は見ただけでそのシミがどんなものでどのような仕上がりになるかが分かると云います。株式会社吉本ではそういった偉大な先人たちの経験と伝統的な技術を継承し、後輩に伝えていくことで多くの職人を育て会社としても成長してきました。
熟練の職人が若い世代を指導し、育った職人を各店舗に送り出していくスタイルをとっているので、来店したお客様であればお気づきだとは思いますが、対応させていただく者は若いスタッフが多いというのが特色です。
若い世代の新しい感性も取り入れ、固定観念にとらわれない自由な発想で伝統技術だけでなく人が考え付かないような新しい事を考えだしていっています。
昨日までは出来なかった事が今日は出来るようになった、なんていうことが最近でも起こっているくらいです。そういったことから他店で駄目だったものでも『当店でダメなら諦めてください』という言い方をさせていただいている理由です。
京都店では他の店舗とは異なり、路面店ではなく大通りから少し奥まった通りにあるので地図では少し分かりにくいかと思いますので、そんな時はお電話していただければ詳しくご説明させていただきますのでお気軽にお電話下さい。
若い世代の新しい感性も取り入れ、固定観念にとらわれない自由な発想で伝統技術だけでなく人が考え付かないような新しい事を考えだしていっています。
昨日までは出来なかった事が今日は出来るようになった、なんていうことが最近でも起こっているくらいです。そういったことから他店で駄目だったものでも『当店でダメなら諦めてください』という言い方をさせていただいている理由です。
京都店では他の店舗とは異なり、路面店ではなく大通りから少し奥まった通りにあるので地図では少し分かりにくいかと思いますので、そんな時はお電話していただければ詳しくご説明させていただきますのでお気軽にお電話下さい。